An intermediate support organization to develop human resources for art management professionals of Performing Arts, and to enhance their working environment.
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NPO法人アートネットワーク・ジャパン(略称:ANJ)は、2000年の設立以降、舞台芸術の活性化と推進、次世代を担う才能の発掘、そして国内外における文化交流の促進に取り組んでいます。 「フェスティバル/トーキョー」や「としまアート夏まつり」といった舞台芸術祭の事務局や、地域に根ざした文化創造活動を行う「たちかわ創造舎」の施設運営業務、その他文化事業支援などを行うANJが業務拡大にともないスタッフを募集中です。 今回の募集にあたって、NPO法人アートネットワーク・ジャパンの理事長および各室長のみなさまにお話を伺いました。
・プロダクション室(舞台芸術祭および各種アートプログラムの制作業務)
海外および国内の演劇・ダンス公演のコーディネート業務、地域に根ざしたアートプロジェクトの企画・運営業務。(予算管理、アーティスト・スタッフ・会場・関係団体などとの渉外業務など。)
新規プロジェクトの提案や恊働アーティストの推薦も歓迎します。
・クリエイティブ室(広報およびデザイン業務)
事務局における、PR関連業務および制作・進行管理業務(内部での情報の取りまとめから、外部のWEB制作会社およびデザイナーとの連絡・調整など。)企画の運営に関わる業務もありますので、様々な経験をお持ちの方が応募可能です。
・総務室(総務・経理業務)
文化事業の運営面を支えるチームとして様々な業務を行いますので、柔軟性が求められる面が多々あります。ANJの事業に興味があり、丁寧な仕事をしてくれる方を募集します。
A1アートネットワーク・ジャパンは2000年に設立したNPO法人です。設立以来、舞台芸術祭の運営を中心とし、舞台芸術の活性化と推進、次世代を担う才能の発掘、国内外の文化交流などを目途に活動してきました。
現在はフェスティバル/トーキョーの事務局、豊島区を拠点とした地域向けのアートプログラム、そして立川市の廃校施設を活用した「たちかわ創造舎」の施設運営が主な事業としてあります。
また、今年の2017年4月の理事長交代に伴って、組織内部の仕組みも変更しました。2004年から16年までは「にしすがも創造舎」という廃校施設の運営が大きな事業としてあり、この「にしすがも創造舎」と「フェスティバル/トーキョー」と「たちかわ創造舎」との事業ごとにチームを組むという体制でした。にしすがも創造舎の活動が終了したため、事業ごとにチームを組むという体制をゆるやかに変更し、現在は職能に合わせたチーム体制として、プロダクション室、クリエイティブ室、総務室という3つの部屋と、たちかわ創造舎を支部という形で、4つのチームに編成をかえ、仕事の特徴ごとにチームを作っています。プロジェクトはチームを横断して行うことがほとんどです。
私はこのNPOの三代目の理事長となります。1代目、2代目は理事長が1名、その他は職員というかたちでしたが、現在は各室の室長と5人で経営や事業を検討して進めていくという体制に移行しました。今回は「たちかわ創造舎」支部を除く、3つの「室」のスタッフを募集します。(米原さん)
A2地域に根ざしたアートプログラムや、国際的な舞台芸術祭の企画制作業務を行っています。としまアート夏まつり、フェスティバル/トーキョーなど、舞台芸術の「制作」と呼ばれる仕事のケースバイケースの多くがここに詰まっていると言えます。プロジェクトの担当になると、ある程度の予算管理や渉外業務もチーム内で相談しながら自分で行っていくことになります。各プロジェクトごとに予算や会場やスタッフなど決まっていることもありますが、それ以外は担当者自身の経験やアイデア次第。新規のプロジェクトを立ち上げたい、こんなアーティストやスタッフと組むと面白そう、決まった企画の枠組みの中で具体的な内容を考えたい、そういったいろんなレイヤーでアイデア段階から参加できるチャンスがあります。
すでに決まっていることをきちんと遂行出来る人も大事ですし、ゼロから考えてくれる人も大事。どちらも歓迎します。(河合さん)
A3クリエイティブ室には広報と、クリエイティブサポートと呼ぶアーティスト支援に近い仕事をするスタッフがいます。今回募集では「広報およびデザイン業務」となり、主に舞台芸術祭広報業務を行っていただく方を募集します。内容としては、舞台芸術祭の記者発表から、ブックレットやアーティストが公演を行う際のチラシデザイン、WEB構築や更新、メディア対応など、多岐にわたった広報業務に携わっていただくことになると思います。
「広報」といっても幅広いので、応募者の方には具体的にどういったことが得意かをお伺いできればと思います。また、プロダクション室で行っている事業担当者と内容について理解を深め、それを観客の方々にどのように伝えたら良いか、そういったことなどを一緒に考えられる方が来てくれたら良いと思っています。(細川さん)
A4総務室では、NPOの総務・経理など経営にかかわる部分と、ANJがいろいろな文化事業の事務局を担っているので、各種実行員会の総務・経理、制作や広報が動くためのリスクヘッジを含む、ベースの部分をつくる仕事を行っています。総務や経理と聞くと、つねに事務所にいてパソコンの前で書類と印鑑を回しているイメージもあるかもしれませんが、外に出ていろいろな人と会うことも多いですし、制作が担当している現場で共に働くこともあります。
来年度から事業が増えるので、総務室では、何人かで業務をシェアしてより良いしくみをこれから作りたいと思っていまして、たとえば、簿記などのスキルもあればもちろん大歓迎ですが、どちらかと言えば、どうやったら現場や組織が良い環境になるかを一緒に考えてくれる方が来てくれるといいなと思っています。経験がある方が望ましいとは募集要項に書いていますが、経験がなかったとしても数字を見ることや書類の整理が苦にならず、現場を支えるバックオフィス的な仕事に興味がある方がいればぜひ来ていただきたいと思います。(葦原さん)
室を横断したチーム体制を作ることがほとんどなので、総務室はANJ内のチーム構築の頭脳という面があるとも言えます。どうやったらプロジェクトがよくなるか、各事業がよりインパクトを持つためにはどうしたらいいかを一緒に考えていきたいと思います。(米原さん)
A5 複数選択は可能です。応募していただいた方の興味や関心やスキルによって、こちらでマッチングを行い、どのチームに入っていただくかを決定します。「室」とはいえ、物理的に部屋が分かれているわけではないですし、各プロジェクトは複数の室を横断して実行することが多いです。また、ゆくゆくは個人のキャリアアップのなかで別の室に移動したりということもあると思います。
A6現在のスタッフ数はANJ全体で24人おり、内訳は「たちかわ創造舎」6人、「総務室」3人、「クリエイティブ室」5人、「プロダクション室」9人、そして理事長です。 メンバーは20代~40代が中心で、美術や映像業界、一般企業の経験者などいろいろな出自の人たちがいます。また、時短や兼業も相談可能と募集要項にありますが、実際に時短で働いている人もいます。現在他に仕事を抱えている方でも、こういうこととの兼ね合いでも大丈夫ですかと聞いていただければ、割と相談のできる職場だと思います。また、男性の育休取得率が高いのも特徴です。基本的には自分自身で働き方を考えたり、ANJというプラットフォームを使ってどういうプロジェクトを立ち上げたいかということも一緒に話し合っていけたらと思っています。
A7制作業務以外でしたら可能性はあります。また制作業務に関しても、直接的に舞台芸術での仕事経験がなくとも、たとえばイベント運営の経験など、類する事業経験がある場合にはぜひ応募資料に書いていただければと思います。とはいえ、経験がなくとも舞台芸術への興味関心は必要だと思います。また現在学生で、4月以降新卒採用として入りたいという方や第2新卒の方も、学生時代に現場経験などがあれば可能性がないわけではありません。
A8自治体や他の組織と共同で行う国際プロジェクトになる予定です。
今回の募集には、業務委託も検討しますとあるように、様々な働き方を検討したいと思っています。私たちの事業やミッションに共感してくれた方々でも、たとえば働けない期間があったり、学業やご自身のほかの仕事との両立をしたい方などもいると思います。そういった事情を含め、まずは興味を持ってくださった方に出会って、お話を伺いながらこちらが求めている業務とどうやったらご一緒できるかを柔軟に検討したいと思っています。
今回の募集を契機に、新たな組織づくりを行っていきたいと思っていますので、募集要項を読んで交渉の余地がありそうだなという方にはぜひ応募してください。
〒171-0031 豊島区目白5-24-12 旧真和中学校4F 担当:葦原(あしはら)
TEL.03-5961-5200 E-mail: anj(a)anj.or.jp ※送信する際には(a)→@に変えて送信してください。